令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(5)

座長:吉川 秀平(西日本旅客鉄道)

[VI-895] 画像計測手法を用いた継目部の効果的な対策工法の検討

〇宮下 喬弥1、箕浦 慎太郎2、田口 克也1、深田 颯平1 (1.JR九州(株)、2.(公財)鉄道総合技術研究所)

キーワード:継目落ち、簡易弾性化シート工法、継目落ち整正器、デジタル画像相関法

ローカル線区での乗り心地の悪化は,継目部での軌道の落ち込み(継目落ち)が主な原因である.その補修方法として,JR九州では道床の総つき固めの他に,保守周期延伸のために継目落ち整正器や簡易弾性化シート工法などを実施しているが,それらの工法の施工効果や持続性を詳細に比較・検討した事例は少ない.そこで本研究では,任意の場所・時期に動的な変位測定が可能な画像解析手法を用いて,複数の継目落ち対策工法の効果を比較,検討した.その結果,検討した対策工法の中では,簡易弾性化シート工法は初期沈下が小さく,継目落ちの抑制効果が最も高かったが,継目前後に浮きが生じやすいことが分かった.

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