令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(5)

座長:吉川 秀平(西日本旅客鉄道)

[VI-900] 構造物境界部におけるラダーマクラギによる高低変位の抑制効果

〇渡辺 勉1、箕浦 慎太郎1、成田 顕次1、後藤 恵一1 (1.公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

キーワード:ラダーマクラギ、バラスト軌道、維持管理、ラダー軌道、保守省力化

バラスト軌道は道床バラストのつき固めを基本とする定期的な保守を前提とした軌道であるが,構造物境界部などは弱点箇所になりやすい傾向にある.ラダーマクラギはバラスト軌道の保守省力化を第一の目的として開発された縦まくらぎであり,一般区間だけではなく多頻度保守箇所にも適用事例があり,動的変位抑制効果が得られているが,高低変位抑制効果を評価した事例は少ない.そこで本研究では,数値解析と現地試験により,ラダーマクラギが3号PCまくらぎと比較して,バラストや路盤への動的負荷が軽減されること数値解析的に明らかにするとともに,軌道整備回数が半分で,30%程度の高低変位の抑制効果を得られることを実証した.

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