[VI-309] 橋梁異状検知システムの開発(予兆検知に向けた取り組み)
キーワード:河川橋梁、洗堀、異状検知、予兆検知、加速度計
南海電鉄では,洗堀により橋脚が一定以上沈下,傾斜した場合に橋梁の異常を検知するシステムを導入したが,機器の特性上,橋脚が変位した時点で初めて異常を検知することになる.洗堀される可能性の高い橋脚等では,いつ不安定化するかが定かでない.これらの橋脚に対して,常時モニタリングにより橋脚の不安定化の予兆を検知するシステムを導入することで,列車運行の更なる安全性向上を図ることが可能といえる.今回は水晶加速度計を供用中の橋脚に設置し,取得した加速度データをFFT解析した結果,複数の卓越周波数が表れるが,衝撃振動試験の結果を加味することにより,固有振動数と同等の指標として扱うという考えを示した.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン