[VI-311] 浮体による通水中の水路壁面点検装置の開発(その3)
キーワード:水路トンネル、浮体、ICタグ、変位計、360度カメラ
水力発電所における水路トンネルの点検は水路全線を抜水した後,点検員が水路内を移動しながら壁面の状態を目視により確認していく。しかし,その点検方法では時間と労力を要し,断水による発電停止の損失も大きい。そこで,水路の抜水を行わず,ビデオカメラを搭載した浮体を用いて水路内部を安全に撮影する装置を開発した。この浮体装置のアンカー改良のために実施した現場実験結果と, ICタグひび割れ変位計の開発に向けた室内実験の結果について報告する。360度カメラを使用することで簡易に点検の一次情報を取得でき,ICタグひび割れ変位計を水路壁面に設置することで変状の進行性の評価も可能となる見通しを得た。
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