[VI-659] 切羽の定量評価に基づくロジスティック回帰による鏡吹付け厚さの決定手法
キーワード:切羽定量評価、肌落ち、ロジスティック回帰、鏡吹付けコンクリート
筆者らは,トンネル掘削工事における切羽の肌落ち事故の防止を目的として,切羽の地山状況と鏡吹付け厚を考慮した切羽剥落危険度の評価手法についてロジスティック回帰を利用した検討を進めている.これは,コンピュータジャンボ穿孔データや切羽画像解析による風化と割れ目の定量評価及び鏡吹付け厚をパラメータとして,蓄積したデータから求めたロジスティック関数によって剥落確率を予測するものである.本稿では,ここで得られたロジスティック関数を利用し,地山状況に応じた鏡吹付け厚を決定する手法について,粘板岩を主体とするトンネルを対象として検討した.その結果,当手法の有効性を確認することができた.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン