令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(5)

座長:北堀 裕隆(株式会社東京建設コンサルタント)

[VI-709] 鋼製橋脚支点部直下ダイアフラムに対する支圧接合用高力ボルトを用いた当て板補強

〇田邉 琢1、穴見 健吾1、竹渕 敏郎2、長坂 康史3 (1.芝浦工業大学、2.MKエンジニアリング株式会社、3.川田工業株式会社)

キーワード:鋼製橋脚、支点部直下、疲労損傷、当て板補強、リフトアップ

2支承線を受ける鋼製橋脚横梁の支点部直下において、沓座端直下のダイアフラムと上フランジの隅肉溶接ルート部から生じる疲労き裂が確認されている。そこで本研究では効果的かつ簡易的な施工による補強法の開発を目的とし、当該部位に対する支圧接合用高力ボルトを用いた当て板補強法の適用を提案する。FEM解析による当て板の構造検討では、当該溶接部近傍において上フランジ側とダイアフラム側に取り付く添接板同士が接続している構造形式が当て板には必要であることが判明した。これを基に構造決定した当て板を対象とした静的載荷試験結果から、本研究で提案している当て板補強法は当該部位の応力集中を60%程度軽減できると考えられる。

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