令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(5)

座長:北堀 裕隆(株式会社東京建設コンサルタント)

[VI-713] 鋼鉄道橋(鋼箱桁)支承部に発生した変状および対策について

〇廣瀬 陽人1、青木 来夢1、栗林 健一2、関 玲子2 (1.東日本旅客鉄道株式会社 東京土木技術センター、2.東日本旅客鉄道株式会社 フロンティアサービス研究所)

キーワード:鋼箱桁、BP-A支承、支承交換、ソールプレート、き裂

橋りょうの定期検査において、鋼箱桁橋りょうの右支承部でソールプレートと下フランジの溶接線及び下フランジとウェブの溶接線にき裂が確認された。恒久対策として支承交換(BP-A支承からBP-B支承に交換)を実施し、左右の支承において支承交換前後の水平変位、鉛直変位、回転変位を計測した。交換後は水平変位が大きく、鉛直変位は小さくなり、アオリ、可動不良の解消が確認された。BP-A支承は経年劣化による可動不良が生じやすい。BP-A支承の変状のうち、上部工のき裂や発生応力の大きさに応じて、支承交換あるいは当て板補強、それらの併用等を検討して適切な修繕方法を選定することが望ましいと考えられる。

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