[VII-13] 環境DNA分析手法を用いたヨシ帯における魚類の産卵状況の推定
キーワード:環境DNA、ヨシ帯、繁殖行動、モニタリング、定量PCR法
本研究では、産卵期に魚類の環境DNAの濃度がその前後よりも増加するという報告や、放精によりミトコンドリアDNA濃度に対する核DNA濃度の比が増加するという知見をふまえ、滋賀県野洲川の河口に自然再生事業として整備された再生ヨシ帯がコイ・フナ類の産卵の場として機能しているかどうかを把握する方法として、環境DNA分析の利用を検討した。繁殖期に、再生ヨシ帯付近で採水した試料について定量PCR分析を行った結果、再生ヨシ帯では、コイ・フナ類の産卵期に環境DNAの濃度が特異的に高くなることが明らかになった。
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