バイオレメディエーション(1)

[VII-78] Dehalococcoides属細菌UCH007株を用いる塩素化エチレン類汚染地下水の浄化実証

〇伊藤 雅子¹、高畑 陽¹、内野　 佳仁²、山副　 敦司² (1.大成建設㈱技術センター　、2.(独)製品評価技術基盤機構)

キーワード：塩素化エチレン類、嫌気性細菌、バイオオーグメンテーション、Dehalococcoides 属細菌

塩素化エチレン類で汚染されている帯⽔層に有機資材を供給して嫌気性微生物を利用して浄化する浄化技術が普及しているが、浄化期間が⻑期化することが課題となっている。著者らは、塩素化エチレン類による地下水汚染対策として，単離したDehalococcoides 属細菌を導入するバイオオーグメンテーションについて検討している。
本報では，ビア樽で大量培養したUCH007 株を実汚染地盤に導入した実証試験の地下水モニタリング結果について報告する。