[S02D-03] レール継目構造が軌道振動応答に及ぼす影響評価のための軌道振動解析法
キーワード:レール継目、軌道振動、井桁状まくらぎ
本研究では,レール継目部を対象とした既存の振動解析手法を構成し,レール継目構造の違いがレール継目部の振動応答,特にまくらぎ加速度やまくらぎ・道床間に作用する垂直応力に及ぼす影響について検討した.その結果,通常のPCまくらぎ敷設では,継目の支持構造を支え継ぎ,かけ継ぎのいずれに設定しても,継目部におけるまくらぎ・バラスト間作用応力やまくらぎ鉛直加速度の最大値は概ね同程度となることがわかった.また,井桁状まくらぎの敷設がレール継目部の軌道振動応答に及ぼす影響について検討し,高剛性で重量の大きい井桁状まくらぎの使用がバラストへの作用応力やまくらぎ加速度の低減に効果的であることが確認できた.