[S05B-03] Predictive Simulation for Surface Fault Displacement - Simulation of the 2016 Kumamoto Earthquake -
Keywords:Fault Displacement, Parallel Computing, Uncertainty
大規模な内陸地震では地震動だけでなく、地表に現れる断層変位が問題となる場合がある。著者らは、この断層変位を評価するための並列有限要素法プログラムを開発し、実地震への適用を行ってきた。ここでは、2016年熊本地震に適応した事例を示す。特に、予測解析では、震源インバージョンによる主断層上のすべり分布を仮定する必要があるが、そのような状況を想定し、強震動レシピと松田の式(最大断層変位と地表断層長さの関係)からその分布を設定する方法について示す。その中で、地下のアスペリティ、表層付近のすべりの大きい領域の設定の影響について検討したが、後者がより大きく結果に影響することが分かった。