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[S02C-05] 閉口き裂による3次元散乱問題に対する調和バランス-境界要素法
キーワード:境界要素法、弾性波動、接触音響非線形性、調和バランス法
構造物の初期損傷である閉口き裂は精度良く検出,計測できることが望ましく,そのための検査手法として非線形超音波法が提案されている.非線形超音波法では,大振幅の入射波によってき裂面の接触を伴う非線形振動を誘発し,発生する高調波・分調波を受信・解析する.この手法の高度化のためには,非線形散乱現象よく理解する必要があり,その理解ための数値解析手法として著者らは調和バランス-境界要素法を提案してきた.しかしながら,現状では2次元解析に留まっている.実際の構造物を想定した数値シミュレーションの実施を考えると,3次元的な影響を考慮する必要がある.そこで本研究では,調和バランス-境界要素法を3次元散乱問題に拡張する.