第二部門：計算力学（D）

[S02D-04] Hovland法と三次元簡易Bishop法を用いた広域の斜面安定解析

*須郷 大地¹、藤田 真粹¹、森口 周二¹、寺田 賢二郎¹ (1. 東北大学)

キーワード：斜面安定解析、土砂災害、極限平衡法、円弧すべり、三次元簡易Bishop法、Hovland法

広域を対象とした三次元円弧すべり法による斜面安定解析の結果を報告する．2 次元条件の円弧すべり法ではFellenius 法と簡易Bishop 法が広く用いられているが，本研究ではそれらを三次元へと拡張したHovland 法と三次元簡易Bishop 法を用いる．三次元簡易Bishop 法では，土柱間内力を考慮するためHovland 法に比べて現象表現精度が高いと考えられるが，実地形を対象とした場合に，解析手法の精度が結果にどの程度の影響を与えるかについては，十分な知見が蓄積されていない．本研究では，実際の豪雨災害で発生した斜面崩壊を解析で再現し，各解析手法の精度について分析する．