第24回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション(第二部門:計算力学)

第二部門:計算力学(D)

2021年5月15日(土) 15:25 〜 16:55 B会場 (B会場)

座長:古川 陽(北海道大学)

16:40 〜 16:55

[S02D-06] 面的補強部材で補強した地盤に対する剛塑性安定解析法の開発

*佐近 絵奈1、山栗 祐樹1、小林 俊一1 (1. 金沢大学)

キーワード:剛塑性有限要素法、補強地盤、付着強度、異方性強度

剛塑性有限要素法(RPFEM)は,支持力問題を解くための数値解析法の1つである.これまで著者らは補強材強度を考慮した剛塑性有限要素法を提案しているが,補強材と地盤はすべりのない固着状態であると仮定していた.しかし,ジオテキスタイルのような面状補強材は補強材と地盤間のせん断方向の相互作用力が支持力に大きな影響を与えるため,これらの相互作用力を適切に考慮したモデル化を導入し解析法を改良することは重要である.そこで,上記について考慮した補強地盤をモデル化するために,下界法に基づく定式化を行い,新たに補強材による地盤拘束力に制約条件を付加する方法を提案する.さらに,補強土地盤上の浅い基礎の平面ひずみ2次元支持力解析を行い,提案手法の特徴を調査する.