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[S03C-04] 平坦状の先端を有する飛来物衝突を受ける鋼板の貫通破壊に関する研究
キーワード:鋼板、貫通破壊、飛来物衝突
近年,国内における竜巻や火山噴火が増加傾向にあり,竜巻飛来物や火山噴石が重要施設に衝突して被害が生じることが懸念されている.竜巻飛来物および火山噴石の最大衝突速度はそれぞれ60m/sおよび130m/s程度であると想定されているが,これらの飛来物衝突を受ける鋼板の貫通破壊に関する研究は少ない.本研究は,平坦状の先端部を有する飛翔体を衝突速度40~100m/sでSS400鋼板に衝突させる実験を行うとともに,実験に対する数値解析を行い,鋼板の貫通破壊について検討を行ったものである.実験の結果,鋼板に貫通が生じると,飛翔体が衝突した面の外縁部周辺が押し抜かれるような破壊性状を示した.
また,鋼板の材料モデルに,ひずみ速度効果を考慮したJohnson-Cookの降伏基準および応力三軸度による破断ひずみの低下を考慮したJohnson-Cookの破壊モデルを用いることで,実験結果をある程度再現できた.
また,鋼板の材料モデルに,ひずみ速度効果を考慮したJohnson-Cookの降伏基準および応力三軸度による破断ひずみの低下を考慮したJohnson-Cookの破壊モデルを用いることで,実験結果をある程度再現できた.