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[S04A-02] 斜め桟粗度による二次流の生成と浮遊ゴミ捕捉法に関する研究
キーワード：二次流、斜め桟粗度、浮遊ゴミ
海洋プラスチック問題の原因となるプラスチックゴミの多くは河川を経由して海洋に流出しており，河川内でそれらを捕捉し適切な処理をすることで海洋プラスチック問題の解決の一助になると考える．本研究では水路の側壁に斜め桟粗度を設置して二次流を生成し，その表面流を用いて浮遊ゴミを捕捉する手法の検討を行った．PIV計測で流れを可視化し，斜め桟粗度の設置間隔や設置角度による二次流の強さを比較することでその最適配置が得られたが，同時に側壁に斜め桟粗度を設置する手法では二次流セルの大きさに限界があることが分かった．側岸凹部を用いた浮遊物捕捉率実験では，捕捉するフィルターを斜めに設置することで90%以上の高い捕捉率が得られた．