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[SS02A-06] ガウス過程回帰を用いた地盤物性値の空間分布推定におけるランダム成分の自己相関関数の比較
キーワード:ガウス過程回帰、自己相関関数、ランダム成分、情報量基準
ガウス過程回帰を使用して地盤物性値のトレンド成分とランダム成分を推定する際,Markov,binary noise,Gaussian,Whittle-Matérnなどの様々なモデルの自己相関関数の中からトレンド成分とランダム成分それぞれの自己相関関数を選択する必要がある.モデルの選択は,データへの適合度とモデルの複雑さを考慮した情報量基準AICやBICによって評価することができる.トレンド成分はデータの傾向を表すために滑らかな曲線の推定が行えるGaussianモデルを用いることとし,データのばらつきを表すランダム成分を様々な自己相関関数を用いて情報量基準より評価を行う.コーン貫入試験で測定された2種類の実測データに対して,1次元や3次元空間のトレンド成分とランダム成分の推定の一例を示す際,情報量基準より良い評価であったランダム成分の自己相関関数を用いる.