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[2A01-06-06] アンサンブルカルマンフィルタを用いたコンクリート内部の比誘電率分布推定に関する基礎的検討
キーワード:FDTD、地中レーダ、データ同化、アンサンブルカルマンフィルタ
FDTDシミュレーションにおけるコンクリート内部の比誘電率分布の推定にデータ同化を適用することを試みた.具体的には,コンクリートレーダ試験を模擬した簡単な複層材料モデルの2次元の電磁波伝播問題を対象とし,データ同化手法としてアンサンブルカルマンフィルタを使用して,同手法の比誘電率分布の推定に対する適用性を検討した.基礎的な検討の結果,レーダ試験の特徴として観測データ数は1つであるが,レーダの一連の移動過程を対象とすることで,本検討の範囲内では,内部の複数領域の比誘電率を推定することができた.