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[2B01-06-03] 列車走行による地下鉄トンネルのランダム振動解析
キーワード:レール凹凸、半解析解、期待値解析
無限長トンネル・軌道とそれに沿って走行する台車との連成系を厳密に表現して,定常ランダムなレール凹凸に対するトンネル内定点における振動加速度エネルギースペクトル密度(ESD)の期待値解析法を構築する.具体的には,軌道・トンネル・地盤系をまくらぎ間隔に関してFloquet変換し,1ユニットの問題に帰着させる手法を採る.その下で,トンネルは円筒シェルでモデル化し,地盤・トンネル応答解を円周方向にFourier級数展開する.一方,トンネルインバート部はFEMで離散化する.また,軌道長手方向には解をFourier級数展開する.最後に台車連成系の方程式を導出し,逆Floquet変換を介して,ランダム凹凸に対する周波数応答のエネルギースペクトル密度期待値を求める.