第25回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第二部門:計算力学)

第2部門②

2022年5月28日(土) 10:40 〜 12:10 B会場 (オンライン)

座長:西藤 潤(京都大学)

11:40 〜 11:55

[2B07-12-05] Building-cube 法に基づく有限体積法による気液二相流解析

*森下 将吏1、西口 浩司1、嶋田 宗将2、田村 哲郎3 (1. 名古屋大学、2. 神戸大学、3. 東京工業大学)

キーワード:気液二相流、ビルディングキューブ法、浸水解析、大規模並列計算

近年の気候変動により都市部での氾濫リスクが上昇している.しかし,従来の一般的な浅水方程式に基づく1次元または2次元モデルでは,構造物が密集する都市部における水の複雑な3次元の流れや構造物に作用する非定常流体力を計算することはできない.そこで,本研究では大規模並列計算に適したビルディングキューブ法(BCM)を用いた有限体積法による気液二相流解析手法を提案する.BCMに基づくセル中心有限体積法は,従来から単相流や流体-構造連成問題に適用されてきたものであるが,気液二相流への適用例はない.本研究では,3次元ダムブレイク問題と建物内浸水解析を行い,その妥当性と有効性を検証する.