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[2E01-05-02] VAEを用いたブロック単位での河川護岸の異常検知
キーワード:異常検知、変分オートエンコーダ、テンプレートマッチング、維持管理
現在の河川護岸の点検は技術者による目視点検が主体とされているが,人員不足や技術力不足が課題であり,目視点検に代わる効率的な点検手法が期待されている.河川護岸の機能低下に関わる変状には,ひび割れや欠損,エフロレッセンス,陥没など多くの種類が存在する.これらすべての変状を河川護岸画像から自動的に検出することができれば,点検の効率化が期待できる.近年,深層学習による異常検知が幅広い分野で使用されており,中でもVariational Auto-Encoder(VAE)は,工業製品などの均一な部品に対する異常検知技術として有効性が示されている.河川護岸は同じパターンのブロックで形成されていることから,ブロック単位での異常検知が可能であると考えられる.そこで本研究では,VAEによるブロック画像の異常検知を試みる.ここでは,ブロックを個別に切り出す手法と河川護岸におけるVAEによる異常検知の有効性を示す.