第５部門②

[2E06-10-04] デュアルサンプリング法によるベイズ構造モデル更新へのレプリカ交換MCMC法の適用

*貝戸 清之²、松岡 弘大¹ (1. 鉄道総合技術研究所、2. 大阪大学)

キーワード：ベイズ推定、不確実性、デュアルサンプリング

本研究では，ベイズ構造モデル更新における同時事後分布の裾推定法であるデュアルサンプリング法に，代表的な広域空間推定手法の一つであるレプリカ交換MCMC法を組み込むとともに，過去の研究で得た高速鉄道橋の最大変位モニタリングデータに提案手法を適用し，橋梁パラメータ（曲げ剛性，減衰比，支承支持剛性）の同時事後分布の裾を推定した．また，得られた同時事後分布の裾の形状およびサンプル数を既存手法（GA）と比較し，推定精度を確認するとともに，GAと比較して効率的に裾に相当するサンプルが得られることを示した．