第25回応用力学シンポジウム

Presentation information

Regular Session

General Session (5.応用数理問題―計算機科学から社会科学まで)

第5部門③

Sat. May 28, 2022 3:30 PM - 4:45 PM Meeting room E (Online)

座長:古川 愛子(京都大学)

4:30 PM - 4:45 PM

[2E11-15-05] Study on Fatigue Damage Detection in Steel Bridges Using Piezoelectric Sensors

*Shogo Morichika1, Hidehiko Sekiya1, Mizuki Hayama2, Masanobu Nagai3 (1. Tokyo City University, 2. Shutoko Technology Center, 3. Metropolitan Expressway Co., Ltd)

Keywords:Fatigue Damage, Damage Detection, Piezoelectric Sensor, Wavelet Transformation

鋼橋に発生する疲労損傷に対しては,適切な対処を必要とする.そのためには,早期に疲労損傷を発見することが望ましい.これまで,MEMS加速度センサおよび圧電素子センサを組み合わせた,簡易な損傷検知システムが提案されている.本システムは,供用中の実橋梁においても適用が可能であり,実橋梁にて計測された応答から,疲労損傷を検知できる可能性が示されている.しかし,本システムでは損傷検知に必要となる圧電素子センサの計測に加え,MEMS加速度センサが必要となり施工性に課題が残る. そこで,本研究ではMEMS加速度センサの役割であった「荷重の変化のモニタリング」および「積分範囲の決定」を圧電素子センサに置き換えるべく,実橋梁における圧電素子センサの現場計測を実施し,MEMS加速度センサを使用しない新たな損傷検知システムについて検討した.