第26回応用力学シンポジウム

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Regular Session

General Session (5.応用数理問題―計算機科学から社会科学まで)

第5部門③

Sun. May 28, 2023 2:35 PM - 4:05 PM D (6号館 3階 6309室)

座長:市村 強(東京大学)

2:35 PM - 2:50 PM

[24013-18-01] A consideration on Freezing of tunnel lining surfaces in cold regions(Proceedings of Symposium on Applied Mechanics)

*Kazuhide Kamuro1, Atsushi SUTOH2, Takahiro IGARASHI3 (1. CTI Engineering Co., Ltd., 2. Tohoku Institute of Technology, 3. Koken Engineering Co., Ltd.)

Keywords:Tunnel Concrete Lining For Cold Region , Compound degradation, Carbonation, Chloride ion concentration, Environmental factors, AMeDAS, Freezing risk

北海道では,建設から数十年以上を経過した山岳トンネルが多数存在しており,今後は予防保全を基本とした維持管理手法の構築とその運用が求められおり,矢板工法で建設された山岳トンネルの長寿命化が直近の問題となっている.加えて,トンネル覆工における様々な劣化現象に対する基礎的な調査・研究等が少なく,円滑な維持管理を実施していくための基本的な材料性状の把握・評価やそれらの劣化予測が非常に難しいのが現状である. そこで,北海道開発局が管理する主に矢板工法の山岳トンネルを中心に,トンネル覆工に対する圧縮強度・中性化・含有塩分濃度等の調査・試験を実施しており,その状況や性状等を気象区分に分けて整理・分析を行っており,地域によって中性化と塩害の複合劣化現象が現れている. 本報告では,トンネル覆工に対して地域別における塩分供給の程度と凍結の危険性に対する検証をアメダスの観測値により検討を行っている.