一般社団法人日本心エコー図学会第31回学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム11(S11) 大動脈弁狭窄症の診断と治療 ~ TAVI時代における画像診断の役割 

2020年8月14日(金) 14:40 〜 16:10 第4会場

座長:阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター 循環器内科)、北井 豪(神戸市立医療センター中央市民病院 循環器内科)

社会の高齢化に伴い、動脈硬化を背景とした大動脈弁狭窄症の頻度は著しく増加しており、特に多くのcomorbidityを抱える高齢者の高度大動脈弁狭窄症が増えている。経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)の登場により大動脈弁狭窄症の診療は大きな変遷を迎えている。従来、手術が高リスクであった患者に対してもTAVIが安全かつ有効な手技として定着してきた。また、その低侵襲性と治療成績の良さから当初は手術が高リスクであった患者に限られていた適応も、中等度そして低リスク患者の患者へもその適応が広がってきている。それに伴い、当初は必須とされていた経食道心エコー図(TEE)による術中ガイドを行わずに、局所麻酔下でTAVIを施行する機会も増え、画像診断の役割も変わってきている。また、外科的大動脈弁置換術(SAVR)も、低侵襲手術(MICS)やSutureless valveの登場により確実に進化し続けており、治療の選択にハートチームでのディスカッションが今後ますます重要となることが予想される。
本セッションでは、今後、ますます重要性を増してくる大動脈弁狭窄症の診断・病態、およびTAVIの治療に必要な画像診断の知識を整理しつつ、TAVIやSAVRの最新の話題・治療治療の進歩についても議論したい。

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