一般社団法人日本心エコー図学会第31回学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム14(S14) MitraClipを有効な治療法として根付かせるには 

2020年8月15日(土) 08:40 〜 10:10 第3会場

座長:山本 一博(鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学)、阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター循環器内科)

手術リスクの高い高度僧帽弁閉鎖不全に対する治療法としてMitraClipがわが国でも実施可能となっている。しかし、この治療法の位置づけは確立しているとは言い難い。機能性僧帽弁閉鎖不全に対する有効性を検討した介入研究の結果をみると、有効とする結果を示したCOAPT試験、有効性を見いだせない結果を示したMITRA-FR試験と結論は一致していないが、どちらも真実であり、両者の比較から、患者選択が重要であることが示唆されている。対象患者の選別、術中モニタリングなど、この治療法の成否を大きく左右するのは心エコー図検査である。本シンポジウムでは、MitraClipを有効な治療法として根付かせるために必要な事項を心エコー図検査という視点から議論したい。

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