[JPD1-2] JSSCG2020;注目領域Pick Up! 抗菌薬治療
敗血症の背景にある感染症の診断と治療介入は、敗血症診療の根本となる重要度の高い項目である。この中で、抗菌薬治療は感染症治療の根幹をなし生命予後に影響する最も重要な部分である。
一方で、敗血症は全ての感染病態に関連して生じる致死的臓器不全を指すため、ガイドライン上の記載や議論はともすれば感染症全体の抗菌薬治療に言及する必要性すら検討されることにもなりかねず、その取り扱いは容易ではない。また、特に重症患者を対象とした静注抗菌薬に関連したランダム化比較試験は少なく、科学的根拠も十分でないところがある。
本講演では、J-SSCG2020における抗菌薬治療パートに関して、どのような概念でどのような方法論により抗菌薬治療の推奨を考えていけばよいのかについて着目しながら、J-SSCG2020における新しい推奨、あるいは変わらず重要な推奨について取りあげ、その背景となるエビデンスやピットフォールについてまとめる。
一方で、敗血症は全ての感染病態に関連して生じる致死的臓器不全を指すため、ガイドライン上の記載や議論はともすれば感染症全体の抗菌薬治療に言及する必要性すら検討されることにもなりかねず、その取り扱いは容易ではない。また、特に重症患者を対象とした静注抗菌薬に関連したランダム化比較試験は少なく、科学的根拠も十分でないところがある。
本講演では、J-SSCG2020における抗菌薬治療パートに関して、どのような概念でどのような方法論により抗菌薬治療の推奨を考えていけばよいのかについて着目しながら、J-SSCG2020における新しい推奨、あるいは変わらず重要な推奨について取りあげ、その背景となるエビデンスやピットフォールについてまとめる。