第46回日本集中治療医学会学術集会

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一般演題(口演)

患者管理

[O121] 一般演題・口演121
患者管理06

Sat. Mar 2, 2019 10:35 AM - 11:35 AM 第21会場 (グランドプリンスホテル京都B1F ローズルーム)

座長:石井 宣大(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター臨床工学部)

[O121-3] NEWS2を用いた予期せぬICU入室患者の検討

野口 恵美, 大録 早苗, 鹿瀬 陽一, 阿部 建彦 (東京慈恵会医科大学附属柏病院 ICU)

【演題】 NEWS2を用いた予期せぬICU再入室患者の検討【背景】ICU再入室した患者は入院期間が長期化し死亡率が高くなると報告されている。最近導入された修正早期警戒スコアであるNEWS2を使用して当施設のICUに再入室した患者のICU退室時のNEWS2から再入室した患者の状況を調査した。【方法】2018年4月から2018年7月までのICU退室患者のうち予期しなかったICU再入室患者の退室時のNEWS2、再入室時のNEWS2、再入室とならなかった患者のNEWS2を後方視的に比較検討した。【結果】予期しなかったICU再入室患者のNEWS2は中央値(4分位範囲)4.5(2-8)であり、再入室とならなかったICU退室患者の2(1-3)よりも有意に高かった。また、予期しなかったICU再入室患者のICU再入室時のNEWS2は9(6-12.8)と有意に高かった。【考察】予期しなかったICU再入室患者はNEWS2が高値なことより、悪化をきたしやすい状態であった。さらに、再入室時にはより重症化していた。退室時にNEWS2が高い患者は細心の注意を払う必要がある。【結語】NEWS2を使用することでICUに予期せず再入室となった患者は、再入室とならなかった患者よりもMEWS2が高く重症化する傾向があった。