第95回日本医療機器学会大会

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Panel Discussion

パネルディスカッション1 医療におけるIoT機器の活用と方向性-IoTって何?から、医療応用、セキュリティまで-

座長:美代 賢吾(国立国際医療研究センター)

[PD1-4] IoT機器としての医療機器とセキュリティ

松元 恒一郎 (日本光電工業㈱技術戦略本部/電⼦情報技術産業協会 医療⽤ソフトウェア専門委員会)

平成28年7月に総務省・経産省から「IoTセキュリティガイドラン Ver1.0」が発出された.その目的はいくつかあるが,IoT特有の性質とセキュリティ対策の必要性を踏まえて,IoT機器やシステム,サービスについてその関係者がセキュリティ確保の観点から求められる基本的な取り組みを明確化することによって産業界の積極的な開発等の取り組みを促すこともそのひとつである.近年,医療機器は,有線/無線のネットワークを介しての他の機器やソフトウェアと連携等システム化やUSBメモリ等の携帯型メディアを使って医療情報を入出力する機会も増えて来ており,IoT機器として論じられることもある.サイバーセキュリティ対応は医療機器では,まだ十分とは言い難い.今回IoT機器の観点から医療機器のサイバーセキュリティについて解説する.