09:20 〜 09:30
[65] 医療機器管理のリアルを話せる場づくり
-医療機器管理の井戸端会議を継続して-
【課題】
適切な医療機器管理(以下機器管理)は医療
法で定められており,医療機器安全管理責任者
の設置が義務づけられている.しかし,機器管
理の方法は指針等があるものの,実務に落とし
込む際に多くの疑問や問題,課題,限界を生じ
る場面が多々ある.さらに,業務する環境の違
いからか深く議論する機会が少ない.今回,医
療機器管理の井戸端会議というコミュニティー
をオンラインで定期的に開催し,フリートーク
形式で意見交換ができる場を作ったので報告す
る.
【方法】
2021年4月より月一回の開催で毎回違う
テーマを設けた.テーマに沿った話題提供の後,
それらを基にディスカッションを展開した.参
加者は機器管理に興味がある医療従事者であれ
ば誰でも無料で参加できる.
【結果】
参加者はクリニックから大病院まで,経験年
数等も異なる方が集まり,のべ178名参加した.
臨床工学技士(以下CE)が大半を占めるが,
医師や看護師,事務等の参加もあった.事後ア
ンケートでは90%以上が「また参加したい」そ
の他は「テーマにより参加したい」という回答
だった.詳細は当日発表とする.
【結論】
病院や事務,看護部等に理解と協力を得る難
しさや,定量的に機器管理を評価する難しさが
浮き彫りになった.臨床業務との兼ね合いに課
題を抱えるCEも多かった.リピーターも多く,
気軽なディスカッションの場を新鮮に感じる参
加者も多かった.
【考察】
機器管理は病院の規模や体制,臨床工学技士
の人数,機器の台数等により大きく異なる.正
解がなく,それぞれの病院で試行錯誤している
中で,他病院とフラットな関係で情報交換する
ことで,課題解決のヒントや新たな課題も浮き
彫りになった.医療機器の適切な使用と運用は
医療安全や病院経営の要になる.医療機器を取
り巻くマネジメントスキルがこれからのCEに
求められると実感した.今後も他職種も巻き込
みながら,医療機器管理の井戸端会議を継続し
ていきたい.
適切な医療機器管理(以下機器管理)は医療
法で定められており,医療機器安全管理責任者
の設置が義務づけられている.しかし,機器管
理の方法は指針等があるものの,実務に落とし
込む際に多くの疑問や問題,課題,限界を生じ
る場面が多々ある.さらに,業務する環境の違
いからか深く議論する機会が少ない.今回,医
療機器管理の井戸端会議というコミュニティー
をオンラインで定期的に開催し,フリートーク
形式で意見交換ができる場を作ったので報告す
る.
【方法】
2021年4月より月一回の開催で毎回違う
テーマを設けた.テーマに沿った話題提供の後,
それらを基にディスカッションを展開した.参
加者は機器管理に興味がある医療従事者であれ
ば誰でも無料で参加できる.
【結果】
参加者はクリニックから大病院まで,経験年
数等も異なる方が集まり,のべ178名参加した.
臨床工学技士(以下CE)が大半を占めるが,
医師や看護師,事務等の参加もあった.事後ア
ンケートでは90%以上が「また参加したい」そ
の他は「テーマにより参加したい」という回答
だった.詳細は当日発表とする.
【結論】
病院や事務,看護部等に理解と協力を得る難
しさや,定量的に機器管理を評価する難しさが
浮き彫りになった.臨床業務との兼ね合いに課
題を抱えるCEも多かった.リピーターも多く,
気軽なディスカッションの場を新鮮に感じる参
加者も多かった.
【考察】
機器管理は病院の規模や体制,臨床工学技士
の人数,機器の台数等により大きく異なる.正
解がなく,それぞれの病院で試行錯誤している
中で,他病院とフラットな関係で情報交換する
ことで,課題解決のヒントや新たな課題も浮き
彫りになった.医療機器の適切な使用と運用は
医療安全や病院経営の要になる.医療機器を取
り巻くマネジメントスキルがこれからのCEに
求められると実感した.今後も他職種も巻き込
みながら,医療機器管理の井戸端会議を継続し
ていきたい.