09:30 〜 09:40
[66] 臨産連携によるクラウド型医療機器管理システムの開発
【背景】
医療機器マネジメントは,日々の点検業務の
みならず,監査や機能評価で求められる法的要
件を満たすための記録も含まれ,これらを確実
なものとするには医療機器管理システムが欠か
せない.当院では紙主体の非効率な医療機器マ
ネジメントから脱却すべく,自作の医療機器管
理システムを用いて業務を構築している.しか
し,自作システムであるが故にシステム保守が
個人のスキルに依存してしまうことやトラブル
時の対応等,組織運営上の新たな課題が浮上し
ていた.
【共同開発】
様々な課題に直面し,対応に苦慮していたと
ころ,HITOTSU㈱と出会った.HITOTSU㈱
は,臨床工学技士がCEOを務め,医療業界に
おけるDX(デジタルトランスフォーメーショ
ン)を実現するためのサービスを開発している
企業である.共通の課題認識を持つ臨床工学技
士兼CEOに共感し,当院東京山手メディカル
センターとHITOTSU㈱とで共同開発契約を結
び,医療機器管理システムの共同開発をスター
トさせた.
【システム上市】
共同開発ミーティングを重ね,2021年11月に
医療機器一元管理システム「HITOTSU」を上
市した.病院側の初期投資を極力抑えられるよ
うにシステムはクラウドで構築し,PCに限ら
ずスマホやタブレットからのアクセスを可能と
した.また,ユニバーサルデザインを採用する
ことで,日々忙しい臨床業務をおこなうスタッ
フが扱いやすいユーザインターフェイスを実現
した.共同開発は継続しており,さらなる利便
性の向上を図るべく,順次アプリケーションの
アップデートを実施予定である.
【結語】
クラウド型医療機器管理システムを臨産連
携により開発・上市した.現在,HITOTSU㈱は,
さらなる利便性を求めたシステム改善に取り組
んでおり,協力施設を募集している(https://
lp.hitotsu.life).今後も医療現場で課題に直面
している医療従事者の方々と共に,臨産連携を
通して解決策を模索していきたい.
医療機器マネジメントは,日々の点検業務の
みならず,監査や機能評価で求められる法的要
件を満たすための記録も含まれ,これらを確実
なものとするには医療機器管理システムが欠か
せない.当院では紙主体の非効率な医療機器マ
ネジメントから脱却すべく,自作の医療機器管
理システムを用いて業務を構築している.しか
し,自作システムであるが故にシステム保守が
個人のスキルに依存してしまうことやトラブル
時の対応等,組織運営上の新たな課題が浮上し
ていた.
【共同開発】
様々な課題に直面し,対応に苦慮していたと
ころ,HITOTSU㈱と出会った.HITOTSU㈱
は,臨床工学技士がCEOを務め,医療業界に
おけるDX(デジタルトランスフォーメーショ
ン)を実現するためのサービスを開発している
企業である.共通の課題認識を持つ臨床工学技
士兼CEOに共感し,当院東京山手メディカル
センターとHITOTSU㈱とで共同開発契約を結
び,医療機器管理システムの共同開発をスター
トさせた.
【システム上市】
共同開発ミーティングを重ね,2021年11月に
医療機器一元管理システム「HITOTSU」を上
市した.病院側の初期投資を極力抑えられるよ
うにシステムはクラウドで構築し,PCに限ら
ずスマホやタブレットからのアクセスを可能と
した.また,ユニバーサルデザインを採用する
ことで,日々忙しい臨床業務をおこなうスタッ
フが扱いやすいユーザインターフェイスを実現
した.共同開発は継続しており,さらなる利便
性の向上を図るべく,順次アプリケーションの
アップデートを実施予定である.
【結語】
クラウド型医療機器管理システムを臨産連
携により開発・上市した.現在,HITOTSU㈱は,
さらなる利便性を求めたシステム改善に取り組
んでおり,協力施設を募集している(https://
lp.hitotsu.life).今後も医療現場で課題に直面
している医療従事者の方々と共に,臨産連携を
通して解決策を模索していきたい.