10:20 〜 10:40
[シンポジウム1] 集中治療室向け医療機器遠隔操作ロボットの開発
:起案から診療の実際
【目的】COVID-19が流行し、感染防止の観点から感染区域の患者に使用する医療機器を感染区域外から安全に操作できないかとのニーズがあり、東京都医工連携HUB機構を通じて大成建設とマッチングし、遠隔操作ロボットを設置した点滴台を開発した。
【結果】
テーブルにロボットアームを取り付け、3本のポールに2台づつ計6台のシリンジポンプが取付け可能な点滴台を開発した。点滴台とアーム先端の小型カメラの画面を見ながらゲームパッドでアームを遠隔操作し、薬剤の流速変更や早送り・停止が可能であった。
【考察】
ロボットアームによる遠隔操作は、医療機器と直接接続しないこと、薬剤投与にはオペレーターの操作が必要なことから、医療機器としての承認は不要であった。
【結語】鎮痛鎮静薬や循環作動薬といった頻回に流速変更を行う薬剤の調節を感染区域外から行うことは、ICUの医療従事者の感染リスクを低減するのに有用と考えられる。
【結果】
テーブルにロボットアームを取り付け、3本のポールに2台づつ計6台のシリンジポンプが取付け可能な点滴台を開発した。点滴台とアーム先端の小型カメラの画面を見ながらゲームパッドでアームを遠隔操作し、薬剤の流速変更や早送り・停止が可能であった。
【考察】
ロボットアームによる遠隔操作は、医療機器と直接接続しないこと、薬剤投与にはオペレーターの操作が必要なことから、医療機器としての承認は不要であった。
【結語】鎮痛鎮静薬や循環作動薬といった頻回に流速変更を行う薬剤の調節を感染区域外から行うことは、ICUの医療従事者の感染リスクを低減するのに有用と考えられる。