2:50 PM - 3:05 PM
[シンポジウム12] 循環器カテーテル管理におけるRFIDの活用と効果
心臓カテーテル室における物品管理は、医師・看護師・臨床工学技士・診療放射線技師など現場の医療職によって管理されているが、さまざまな実際運用上の問題があり、システム化が遅れ、トレーサビリティの確保のみならず、医療の質や病院経営への時宜適切なフィードバックを得ることが困難な状況であった。そこで我々はRF-ID読み取りデータベースを備えた「信蔵君」システムを開発し、当院に設置し、新たな業務フローを定義して従来群と情報伝達の所要時間、正確性についての検証をおこなった。
情報伝達時間はRF-ID群で有意に短縮されており、情報未達割合も全体ではRF-ID群で低く経時的に低下傾向を認めた。本システムは簡便な機能と比較的低コストで実現でき、現場に合わせた導入は容易と考えられ、クラウドによる拡張性も備え問題解決に有用と考えられる。開発・実証の結果詳細および展望につき呈示する。
情報伝達時間はRF-ID群で有意に短縮されており、情報未達割合も全体ではRF-ID群で低く経時的に低下傾向を認めた。本システムは簡便な機能と比較的低コストで実現でき、現場に合わせた導入は容易と考えられ、クラウドによる拡張性も備え問題解決に有用と考えられる。開発・実証の結果詳細および展望につき呈示する。