16:20 〜 16:40
[シンポジウム3] 医療機器安全管理責任者の現状と課題
-大学附属病院CEの立場から-
当院では2007年に医療機器安全管理責任者が設置され、当初から臨床工学技士がその任に携わってきた。また、2017年から医療安全管理部門に臨床工学技士が専従配置され、2021年からはその臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を担っている。今回、医療機器安全管理責任者の現状と課題について、臨床工学技士の立場から報告する。
臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を担うメリットとしては、医療機器を通して病院全体の医療安全を考えるため、日常に潜む医療機器関連の問題を見定めることが出来る。更に、医療機器自体の安全管理を実務とする臨床工学部門との円滑な連携が可能となる。また、医療安全管理部門の専従臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を兼ねたことで、医療機器関連の問題に対して迅速な対処が可能になった。しかしながら、医療安全管理部門での業務は職種や役職に囚われないものが多く、医療機器安全管理責任者が医療機器の問題に集中できる時間は限られる。
医療安全管理部門に医療機器安全管理責任者を配置することは長短あるが、これからの医療機器安全管理責任者の立ち位置を考える契機となるよう議論していきたい。
臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を担うメリットとしては、医療機器を通して病院全体の医療安全を考えるため、日常に潜む医療機器関連の問題を見定めることが出来る。更に、医療機器自体の安全管理を実務とする臨床工学部門との円滑な連携が可能となる。また、医療安全管理部門の専従臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を兼ねたことで、医療機器関連の問題に対して迅速な対処が可能になった。しかしながら、医療安全管理部門での業務は職種や役職に囚われないものが多く、医療機器安全管理責任者が医療機器の問題に集中できる時間は限られる。
医療安全管理部門に医療機器安全管理責任者を配置することは長短あるが、これからの医療機器安全管理責任者の立ち位置を考える契機となるよう議論していきたい。