第97回日本医療機器学会大会

講演情報

シンポジウム

シンポジウム4 洗浄滅菌部門における現場の管理マネジメント

-小さなトラブルから大きな○○まで

2022年6月3日(金) 16:00 〜 17:30 第3会場 (アネックスホール F205+F206)

座長:内田 荘平(福岡看護大学),橋本 素乃(東京医科歯科大学)

16:24 〜 16:36

[シンポジウム4] 滅菌に関連した緊急対応

望月 美穂 (紺整会 船橋整形外科病院 看護部)

当院は病床数106床の整形外科単科の病院である。手術室は7室あり、2021年度の手術件数は4,967件であった。
2018年1月~2022年3月の期間、滅菌に関連した緊急対応は44件である。
緊急対応要請の連絡は手術室から中央材料室(以下中材)師長もしくは中材主任が連絡を受け、手術室へ出向き執刀医と協議の上緊急対応の是非を判断している。
緊急性がある場合は代替の医療器材を提示しているが、無い場合はカセット式高圧蒸気滅菌器の対応となる。緊急性がある場合は乾燥工程を省いた滅菌のみの提供となるため、使用時は医師にカルテへの記録を依頼している。
使用までの時間に余裕がある場合は、滅菌早見表を基にすぐに対応できる滅菌法及び提供時間を医師へ伝え、可能な限り安全に器械提供ができるよう対応している。