シンポジウム5　医療機器を支える無線通信の可能性とその基盤

[シンポジウム5] ローカル５Gの医療現場での活用の可能性

徳道 宏昭 (㈱東陽テクニカ 情報通信システムソリューション部)

Wi-Fiや光ファイバでは構築できない通信環境。ローカル5Gは低遅延、大容量、高信頼性を担保できる通信手段として様々な利用シーンでの実証実験が進んでいます。その導入検討では事前に準備すべき環境調査や設置アンテナの出力範囲、そして重要な利用アプリケーションが十分な性能で運用されることが求められます。しかし、Wi-Fiのように手軽に設置、検証できるものではありません。そして、ローカル５Gはご自身が事業社として電波管理や性能担保をおこなう必要があります。配線が困難なロケーションや低遅延を必要とする通信精度が求められるシステムでは、ローカル５Gは大きな期待を持って注目を浴びています。本セミナーでは、ローカル5Gの導入前に実施すべき現場の電波環境調査と機器選定とバジェット計算を目的とした設計シミュレーションの意義と運用後の品質担保について解説します。