11:26 〜 11:54
[シンポジウム9] 医療機関におけるサイバーセキュリティ対応の現状
昨今、健康・医療分野においてデジタル技術のさらなる活用が期待されている一方、同分野におけるサイバーセキュリティの確保は、主な政策課題のひとつである。そこで今般、(公社)日本医師会と(公財)医療機器センターは、日本の医療機関における情報システムの管理体制の実態把握を目的として、全国調査を行った(病院 約5,000施設と診療所 約5,000施設を対象とし調査、回収数2,989件、回収率30.4%)。
本報告では、同調査の主たる分析結果を示しつつ、日本の病院・診療所におけるサイバーセキュリティの現状と課題を明らかにする。医療現場での関連インシデント・アクシデント発生の実態に加えて、行政の取り組みの認知度・活用度、現場の組織体制とリスクマネジメントの体制、そして医療機器のサイバーリスクに関する認識について、それぞれ確認する。
加えて、行政や医師会の直近の取り組みについても紹介し、今後求められる対応について考察、将来を展望したい。
本報告では、同調査の主たる分析結果を示しつつ、日本の病院・診療所におけるサイバーセキュリティの現状と課題を明らかにする。医療現場での関連インシデント・アクシデント発生の実態に加えて、行政の取り組みの認知度・活用度、現場の組織体制とリスクマネジメントの体制、そして医療機器のサイバーリスクに関する認識について、それぞれ確認する。
加えて、行政や医師会の直近の取り組みについても紹介し、今後求められる対応について考察、将来を展望したい。