2:30 PM - 2:40 PM
[105] 手術用鋼製器具の製造販売業者における2 次元シンボルDPM 動向に関する調査研究
【目的】
(一社)日本医療機器学会・医療機器UDI標準化委員会は,(一社)日本医療機器工業会(JAMDI)と合同で策定した「鋼製器具2次元シンボルダイレクトマーキング技術指針」に2次元シンボル表示位置の標準仕様を追加できないか確認するため,病院に出荷している製造販売業者40社を対象に,2022年4月に手術用鋼製器具への2次元シンボルの表示の現状を調査した.
【方法】
鋼製器具の製造販売業者40社にブランド別に2次元シンボル表示の現状,鋼製器具の出荷・修理の履歴管理,2次元シンボルのマーキング方法,鋼製器具の種類別の表示位置などについて調査協力を求めたところ,回答企業数26社(65.0%)から回答があった.
対象とした手術用鋼製器具は多くのメジャー手術で使われる鋼製器具に限定し,内視鏡用鋼製器具は除外した.
【結果】
集計の結果,以下のことがわかった.
1)鋼製器具の企業数/品目数は,海外ブランド19社/ 48,648品目,国内ブランド16社/ 11,738品目に及んだ.
2)2次元シンボルを「既に表示」または「今後予定」は海外7社,国内5社であり,
「表示未定」が海外11社,国内11社であった.
3)2次元シンボルの種類で「GS1 DataMatrix」は海外7社,国内5社であるが,「その他のシンボルおよび未表示」は海外8社,国内5社であった.
4)鋼製器具両面へのマーキング「あり」が海外・国内ともに1社に留まった.
5)マーキング位置が類似している鋼製器具は鉗子(丸のみ),鑷子,持針器(マッチュー型)であったが,マーキング位置が異なった鋼製器具は止血鉗子,外科用剪刀,持針器(ヘガール型),扁平鈎であった.
【考察・まとめ】
集計結果から,鋼製器具に2次元シンボルの表示意識は2022年9月FDAのUDI規制によるバーコード表示期限前のためか,製造販売業者によって相違があることがわかった.また,マーキング位置の統一は鋼製器具の種類によってことなるため,困難であることがわかった.
(一社)日本医療機器学会・医療機器UDI標準化委員会は,(一社)日本医療機器工業会(JAMDI)と合同で策定した「鋼製器具2次元シンボルダイレクトマーキング技術指針」に2次元シンボル表示位置の標準仕様を追加できないか確認するため,病院に出荷している製造販売業者40社を対象に,2022年4月に手術用鋼製器具への2次元シンボルの表示の現状を調査した.
【方法】
鋼製器具の製造販売業者40社にブランド別に2次元シンボル表示の現状,鋼製器具の出荷・修理の履歴管理,2次元シンボルのマーキング方法,鋼製器具の種類別の表示位置などについて調査協力を求めたところ,回答企業数26社(65.0%)から回答があった.
対象とした手術用鋼製器具は多くのメジャー手術で使われる鋼製器具に限定し,内視鏡用鋼製器具は除外した.
【結果】
集計の結果,以下のことがわかった.
1)鋼製器具の企業数/品目数は,海外ブランド19社/ 48,648品目,国内ブランド16社/ 11,738品目に及んだ.
2)2次元シンボルを「既に表示」または「今後予定」は海外7社,国内5社であり,
「表示未定」が海外11社,国内11社であった.
3)2次元シンボルの種類で「GS1 DataMatrix」は海外7社,国内5社であるが,「その他のシンボルおよび未表示」は海外8社,国内5社であった.
4)鋼製器具両面へのマーキング「あり」が海外・国内ともに1社に留まった.
5)マーキング位置が類似している鋼製器具は鉗子(丸のみ),鑷子,持針器(マッチュー型)であったが,マーキング位置が異なった鋼製器具は止血鉗子,外科用剪刀,持針器(ヘガール型),扁平鈎であった.
【考察・まとめ】
集計結果から,鋼製器具に2次元シンボルの表示意識は2022年9月FDAのUDI規制によるバーコード表示期限前のためか,製造販売業者によって相違があることがわかった.また,マーキング位置の統一は鋼製器具の種類によってことなるため,困難であることがわかった.