パネルディスカッション2 医工連携の困難・失敗・成功例

[パネルディスカッション2] 医工連携のDXにどう取り組むか？

～自然言語生成 AI の活用方策を含めて～

柏野 聡彦 (一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ)

コロナ禍を機に医工連携のDXが進展した。臨床ニーズマッチング、各種セミナー、展示会がオンラインで開催され、個別の研究開発プロジェクトの会議もオンラインが活用される時代になった。医工連携の重要な特徴のひとつは多職種、多機関、多地域で連携体が構成されやすいことであり、チーム内外のコミュニケーションを十分に確保するうえで、コミュニケーションコスト軽減を期待できるオンラインの活用は有効である。
さらに、AIで文章を自動生成するChatGPTの登場により、医工連携DXに新たな可能性が広がりはじめている。ChatGPTは、臨床ニーズ情報に関する理解を深めたり、自分に適したマッチング先を選定したりする場面で、強力な支援になると期待される。ChatGPTが活用される医工連携の将来像のイメージを提示しつつ、医工連携DXの可能性についてディスカッションしたい。