14:50 〜 15:00
[80] 恒温槽を用いたWD用酵素濃縮液の有用性検証
【初めに】
これまではウォッシャーディスインフェクター(以下WDとする)では,強アルカリ洗剤を用いて90℃の高温で処理する,『高温洗浄工程』が主流であった.しかし近年は同じ強アルカリ洗剤を用い,50℃前後で処理する,『中温洗浄工程』が普及し始めた.ところが材料部では,汚染器械を強アルカリ洗剤を用いた中温洗浄工程で処理すると,器械表面に汚染物がしばしば残留する,との声を聴くことがある.そこで本研究では,強アルカリ洗剤に少量添加して,中温洗浄工程の効果を高める『酵素濃縮液』の有用性の検証をおこなったので,報告する.検証に当たっては,WDの温度曲線を再現した恒温槽を用いて,試験をおこなった.
これまではウォッシャーディスインフェクター(以下WDとする)では,強アルカリ洗剤を用いて90℃の高温で処理する,『高温洗浄工程』が主流であった.しかし近年は同じ強アルカリ洗剤を用い,50℃前後で処理する,『中温洗浄工程』が普及し始めた.ところが材料部では,汚染器械を強アルカリ洗剤を用いた中温洗浄工程で処理すると,器械表面に汚染物がしばしば残留する,との声を聴くことがある.そこで本研究では,強アルカリ洗剤に少量添加して,中温洗浄工程の効果を高める『酵素濃縮液』の有用性の検証をおこなったので,報告する.検証に当たっては,WDの温度曲線を再現した恒温槽を用いて,試験をおこなった.