15:50 〜 16:00
[パネルディスカッション3] 評価ツールはコンビネーションツール!
本邦ではかねてより滅菌供給部門(CSSD)について具体的な施設評価基準がなく,CSSDにおける業務レベルの評価に関しても各医療施設の管理者の感覚に拠るところが大きかった.
2022年に発行された「医療現場における滅菌保証のための施設評価ツール」は,自施設における CSSDの業務レベルを客観的に把握するのに役立つ.そのため我々が業務管理をする上で既存の手順を改善するための指針となる.さらに,得点率といった業務レベルの数値化により,業務内容に関する評価者の認識を知ることができる.CSSDの業務を企業に委託している場合は,この特徴を利用することにより委託企業の現場責任者と医療施設の管理職員の認識を投合することが可能である.業務に精通している他者の評価と比較することにより,認識できていなかった問題点が相互に明らかになれば,改善はより速やかに実施されるはずである.
立場の違う管理者同士が認識の投合をどのようにおこなったのか,業務手順の改善を一例に挙げてご紹介したい.
2022年に発行された「医療現場における滅菌保証のための施設評価ツール」は,自施設における CSSDの業務レベルを客観的に把握するのに役立つ.そのため我々が業務管理をする上で既存の手順を改善するための指針となる.さらに,得点率といった業務レベルの数値化により,業務内容に関する評価者の認識を知ることができる.CSSDの業務を企業に委託している場合は,この特徴を利用することにより委託企業の現場責任者と医療施設の管理職員の認識を投合することが可能である.業務に精通している他者の評価と比較することにより,認識できていなかった問題点が相互に明らかになれば,改善はより速やかに実施されるはずである.
立場の違う管理者同士が認識の投合をどのようにおこなったのか,業務手順の改善を一例に挙げてご紹介したい.