第99回日本医療機器学会大会

講演情報

シンポジウム

シンポジウム3 医療機器の進歩は医療機関で働く女性の活躍推進にどのように影響した

2024年6月22日(土) 10:30 〜 11:55 第3会場 (アネックスホール F205+F206)

座長:内田 美保(聖徳大学),髙橋 純子(北陸大学)

11:00 〜 11:15

[シンポジウム3] 臨床工学部のあゆみと医療機器管理

松本 恵子 (三豊総合病院 臨床工学部)

当院は,診療科29科,病床数462床の地域における中核病院である.臨床工学技士は18名在籍して おり,医療機器管理業務をはじめ,手術室や集中治療室,透析センターなどで業務に携わっている.
1983年6月より医療機器の中央管理をおこなっており,当時の管理対象機器は9機種47台であっ たが,現在では,約1,500機種,およそ4,300台へと増加している.臨床工学技士数も,当時2名から 18名へと増員しており,現在の男女比は,1:1である.私の入職後,女性の方が多く在籍している期間もあったが,日本臨床工学技士会会員のおよそ7割強が男性であることを考えると,特徴的である.そこで,当院での臨床工学部門の変遷とともに,技士数の推移,医療機器管理業務などを紹介したい.
これまで,臨床工学技士として業務するにあたり,女性であることを意識していなかったが,本セッションでは女性技士の活躍について共に考えたい.