[O-2-144] 正中神経を標的とした拡散テンソル画像撮像条件についての基礎的検討二報
【目的】正中神経を標的とした拡散テンソル画像を撮像する際の至適撮像コイルについてFA値及びトラクトグラフィの描出をもとに検討する。
【方法】自作アスパラガス入り寒天ファントムを用いて撮像コイルを変更して撮像した。撮像コイルは、32ch head coil(center)、32ch head coil(off-center)、20ch head coil、flex coil、knee coilとした。撮像条件はMPG印加軸数10、加算回数3、b値2000、撮像スライス厚3mmとした。FA mapからアスパラガスにROIを3つ設定してFA値を計測し、平均FA値を算出して諸条件について比較検討した。トラクトグラフィの描出は、視覚評価(密度、連続性)を行った。
【結果】FA値では、32ch head coil(off-center)とflex coil では同様の高い数値を示し、続いて20ch head coilとknee coilでは同様の数値を示した。32ch head coil(center)では明らかに低値を示した。トラクトグラフィの描出では32ch head coil(off-center)で鮮明な画像が得られた。
【結論】撮像コイルの選択によって、FA値の違いが確認された。また、同一撮像コイル内であっても標的の位置によってFA値に違いが生じ、トラクトグラフィの描出にも違いがあることが確認された。
【方法】自作アスパラガス入り寒天ファントムを用いて撮像コイルを変更して撮像した。撮像コイルは、32ch head coil(center)、32ch head coil(off-center)、20ch head coil、flex coil、knee coilとした。撮像条件はMPG印加軸数10、加算回数3、b値2000、撮像スライス厚3mmとした。FA mapからアスパラガスにROIを3つ設定してFA値を計測し、平均FA値を算出して諸条件について比較検討した。トラクトグラフィの描出は、視覚評価(密度、連続性)を行った。
【結果】FA値では、32ch head coil(off-center)とflex coil では同様の高い数値を示し、続いて20ch head coilとknee coilでは同様の数値を示した。32ch head coil(center)では明らかに低値を示した。トラクトグラフィの描出では32ch head coil(off-center)で鮮明な画像が得られた。
【結論】撮像コイルの選択によって、FA値の違いが確認された。また、同一撮像コイル内であっても標的の位置によってFA値に違いが生じ、トラクトグラフィの描出にも違いがあることが確認された。