第42回日本磁気共鳴医学会大会

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ポスター

脳・脊髄-拡散

脳・脊髄-拡散2

Thu. Sep 18, 2014 2:48 PM - 3:42 PM ポスター会場 (5F 通路)

座長:堀正明(順天堂大学医学部 放射線医学講座)

[P-1-073] Mac OS用フリーソフトOsirixを用いたComputed DWIによるhigh b value DWI画像の検討

平原大助1,3, 浮田啓一郎2, 成田浩4 (1.なかむら内科病院 放射線科, 2.公益財団法人昭和会今給黎総合病院 中央放射線部, 3.さかき脳神経外科 放射線科, 4.(株)日立メディコ CT・MRI営業本部)

【目的】
Mac OS用のフリーソフトであるOsirixを用いComputed DWIを作成し、装置で得られたb=2000画像との比較検討を行った。
【方法&使用機器】
急性期の頭部疾患の所見が拡散強調画像で見られた6症例につき、装置にてb=500,b=1000,b=2000を撮像し、OsirixでcDWI画像を作成し視覚評価にて検討した。
日立メディコ社製1.5テスラMRI装置Echelon Vega
頭部専用8ch Headコイル
Mac book Air 2011
Osirix(Ver5.3)
【結果&考察】
OsirixのcDWIで作成したb=2000の方が装置で得られたb=2000より高い評価が得られた。
cDWI画像はベースがb=0,b=500,b=1000の画像でありSNRも高くアーチファクトやノイズ、サセプタビリティの影響が少なくなったと考えた。
【結論】
cDWIでのb=2000と装置のb=2000の比較検討を行った。
結果よりcDWIが優れた結果を得られた。
Macが1台あればソフトウェアがフリーであること、過去の画像でもb=0とb=1000があればb=2000が得られるなどメリットが多く、様々な部位でのHigh-b-valueの画像の取得も可能になる結果が得られた。
また低スペックの機種では余裕のある撮像条件で得られた拡散強調画像よりb=1000をcDWIで作成すれば、診断能が装置のものよりより高い画像が得られる可能性も示唆された。