[P1-17] 時間周波数解析での後頭部優位律動の適切な抽出は心因性非てんかん性発作(PNES)診断に有用である
【目的】時間周波数解析による後頭部優位律動(PDR)の評価は覚醒状態の把握に有用であるが、体動が激しい発作時脳波等での評価は困難である。時間周波数解析でPDR抽出とノイズ除去可能な電極選択と、PNES診断への応用について検討した。
【方法】発作時脳波を捕捉し最終的にPNESと診断した3名(21回の発作)を対象とし、(O1+O2)-Aav、Cz-Aav、(O1+O2)-Cz、Pz-CzからDensity modulated spectral allay(DSA)を解析評価した。
【結果】(O1+O2)-Aav以外の3種の電極選択ではノイズが軽減し、発作時にも覚醒時と同様の明瞭な10Hz程度の脳波活動が視認できPDRと判断した。最もノイズを軽減できる電極選択は発作状況により異なった。
【結論】DSA解析で適切な電極の選択はノイズの軽減に有用である。PNES疑いの発作中のPDRの抽出で覚醒状態と判断でき、積極的PNES診断の一助となる可能性がある。
【方法】発作時脳波を捕捉し最終的にPNESと診断した3名(21回の発作)を対象とし、(O1+O2)-Aav、Cz-Aav、(O1+O2)-Cz、Pz-CzからDensity modulated spectral allay(DSA)を解析評価した。
【結果】(O1+O2)-Aav以外の3種の電極選択ではノイズが軽減し、発作時にも覚醒時と同様の明瞭な10Hz程度の脳波活動が視認できPDRと判断した。最もノイズを軽減できる電極選択は発作状況により異なった。
【結論】DSA解析で適切な電極の選択はノイズの軽減に有用である。PNES疑いの発作中のPDRの抽出で覚醒状態と判断でき、積極的PNES診断の一助となる可能性がある。