[P10-6] 下腿部MEP潜時の個人差は足首背屈運筋調整学習後の運動野皮質内抑制低下の反応差に影響する
【目的】 TMS によるhand MEPAP-LM潜時差と把持筋調整学習後のSICI変化率に密接な関係が認められ、学習後hand SICI変化率の個人差異はhand MEPAP-LM潜時差の個人差の影響を受ける可能性を報告した。そこで、運動野内でhand以外のleg MEPAP-LM潜時差と学習後leg SICI変化率の関係が成立するかを検討した。【方法】 短期leg学習は、右足背屈筋前脛骨筋(TA)中心とした追従筋調整とした。TA筋MEP潜時はdouble corn coilでCz付近を三方向(PA, AP, LM)で刺激し測定した。Leg SICI測定は条件刺激80%AMTとテスト刺激約1mVの強度とした。【結果】 leg部位のMEPAP-LM潜時差とSICI変化率との間にも密接な関係が認められた。【結論】 運動野leg部位での学習でもMEPAP-LM潜時差の個人差がSICI変化率に影響することが示唆された。