[P10-7] 左右脳機能マップと両手協調運動によるスキル学習との関連性
【目的】本研究の目的は,初めて実施する両手協調運動の上達度と左右脳半球の脳機能マップ面積の関係性を明らかにすることであった。
【方法】3ボールカスケードジャグリングの未経験者13名を対象に,左右の長掌筋に関する脳機能マップを経頭蓋磁気刺激を用いて記録し,上記運動課題を250試行練習させた。利き手を制御する脳半球のマップ面積(Dominant Hand Area: DHA)から非利き手を制御する脳半球のマップ面積(nonDHA)を引いた値と総キャッチ数との関係を検討した。
【結果】nonDHAがDHAより広いヒトほど総キャッチ数が多いと言う傾向が見られた(p = 0.054)。
【結論】初めて実施する両手協調運動では,それまでの経験によってDHAよりもnonDHAが広くなるような適応を引き起こしたヒトほど,非利き手の精緻性の欠如を補い,円滑な両手協調運動を可能にしているのではないかと考えられた。
【方法】3ボールカスケードジャグリングの未経験者13名を対象に,左右の長掌筋に関する脳機能マップを経頭蓋磁気刺激を用いて記録し,上記運動課題を250試行練習させた。利き手を制御する脳半球のマップ面積(Dominant Hand Area: DHA)から非利き手を制御する脳半球のマップ面積(nonDHA)を引いた値と総キャッチ数との関係を検討した。
【結果】nonDHAがDHAより広いヒトほど総キャッチ数が多いと言う傾向が見られた(p = 0.054)。
【結論】初めて実施する両手協調運動では,それまでの経験によってDHAよりもnonDHAが広くなるような適応を引き起こしたヒトほど,非利き手の精緻性の欠如を補い,円滑な両手協調運動を可能にしているのではないかと考えられた。