日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会

講演情報

一般演題ポスター

一般演題ポスター 意識障害(神経救急・脳死を含む)

[P16-2] 神経学先進国におけるNeuro-ICUの現状と神経生理学的モニタリングの役割

永山正雄1, 梁成勲2, 永山富子2, 泉義雄2 (1.国際医療福祉大学大学院 医学研究科 脳神経内科学, 2.国際医療福祉大学熱海病院 脳神経内科)

 すでに欧米のみならず世界の主要大学病院、主要病院にはNeuro-ICUが設置されており、多くの場合、脳神経内科が中心となり関連各科、多職種が連携して、すべての重症神経疾患、潜在的に重症化し得る神経疾患、神経学的合併症を有する患者さんに救急・集中治療が行われている。2018年には「Standars for Neurologic Critical Care Units」も米国Neurocritical Care Societyから公表され、世界における標準化の流れは加速している。本シンポジウムでは、神経学におけるNeuro-ICUの歴史的意義、神経学先進国におけるNeuro-ICUの現状、これまでのわが国における歩み、Neuro-ICU設置準備に必要な知見をご紹介するとともに、Neuro-ICU、神経集中治療、神経救急における神経生理学的モニタリングの役割について論じる。