日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会

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一般演題ポスター

一般演題ポスター リハビリテーション

[P25-8] 脳卒中片麻痺患者における足関節ロボットでの底屈及び背屈アシストが歩行パラメータに及ぼす影響-床反力と時間的因子の左右対称性に着目して-

久保峰鳴1,2, 森拓也1, 桑原嵩幸1,3, 森公彦3, 野田智之4, 長谷公隆1 (1.関西医科大学 リハビリテーション医学講座, 2.畿央大学大学院 健康科学研究科, 3.関西医科大学付属病院 リハビリテーション科, 4.国際電気通信基礎技術研究所)

【目的】足関節ロボットを用いることで、より良好な歩容の実現が可能であると考えられるが、客観的指標では未だ確立されていない。よって、足関節底背屈アシストで生じる歩容の変化を、床反力データで検証することとした。【方法】脳卒中右麻痺患者1名にトレッドミル上で、至適歩行においてアシストなし、背屈のみ、底屈のみ、底背屈アシストの4条件で床反力を測定し、推進力と制動力、立脚及び遊脚時間を算出し、Kesarら(2011)による最小可検変化量及びSymmetry ratio、Symmetry indexを用いて各アシスト条件による変化を調査した。本研究の一部は、AMEDの課題番号JP20he2202005の支援を得て実施された。【結果】アシストで推進力の増加と制動力の減少、患側立脚時間の増加が認められ、左右の非対称性も小さくなった。【結論】アシストで生じる歩容の変化は床反力データにより検出可能で、最適なアシスト決定や効果判定の一助になり得ることが示唆された。