50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター 事象関連電位

[P6-17] 夜勤業務後の持続長ミスマッチ陰性電位と眠気の検討

菅野和子1, 星野大1, 刑部有祐1, 大西真央1, 高橋雄一1,2, 佐藤彩1, 錫谷研1, 森湧平1, 和田知紘1, 上田由桂1, 松本貴智1,3, 野崎途也1, 志賀哲也1,4, 疋田雅之1, 板垣俊太郎1,3, 三浦至1, 松岡貴志1, 矢部博興1 (1.福島県立医科大学 医学部 神経精神医学講座, 2.福島県立医科大学 附属病院 リハビリテーションセンター, 3.福島県立医科大学 大学健康管理センター, 4.福島県立医科大学 会津医療センター 精神医学講座)

【目的】夜勤業務後の持続長ミスマッチ陰性電位(以下MMN)は休日に比し変化があるか、眠気の影響を受けるか検討する。【方法】本研究は福島県立医科大学倫理委員会の承認を得ている。当大学で夜勤業務がある20~49歳の健常な男女を公募し口頭と文書にて説明後同意を得た対象者について、夜勤業務後および休日の2回、眠気と持続長MMNの測定を実施した。眠気の測定は、スタンフォード眠気尺度とビジランステストの2指標で行った。持続長MMN測定は刺激条件を標準刺激音(100ms)80%・逸脱刺激音(50ms)20%とし、刺激開始後130ms-200ms間のMMN頂点振幅・頂点潜時を算出した。比較は統計学的手法で行った。【結果】対象者15名(24~43歳)を測定した。休日に比し夜勤業務後では、眠気は有意に強かったが、持続長MMNは頂点潜時・頂点振幅ともに有意差がなかった。【結論】夜勤業務後の持続長MMNは眠気の影響を受けにくいことが示唆された。